保護犬のお迎え、こんな感じでした。(キア編)

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キアちゃんが来る前、うちには『ニッキちゃん』というワンコがおりました。

この子も保護犬で、バセットハウンドというちょっと珍しめな犬種。

ニッキちゃん。今見ても調子悪そうだなあ(;_;)

6歳でうちに来てくれたニッキちゃんはとにかく体の弱い子で、しょっちゅう病院へ通ってました。

家では週2回の薬用シャンプー。晩年に甲状腺の機能障害がわかり、やっと適切な治療で楽になれるね!って言ってたら…突然の胃捻転。

朝は元気だったのに、お昼には虹の橋へ行ってしまった…。

もう、茫然自失とはこのことでした。

穏やかで、賢くて、可愛かったニッキ。

私もお父さんもニッキが好きすぎました。

空いてしまったワンコの席に、次のご縁はお迎えしたいけど…このようなショックは当分無理です。

本当はまたバセットをお迎えしたい気持ちもありましたが、バセットの胴長短足はどうしてもカラダに負担をかけてしまうし、私見ではありますがアレルギー持ちの子も多い印象が…。

病気に長く悩まされたニッキちゃん。弱っていく姿を見るのはやっぱり辛い。

とにかく丈夫で長生きの子をお迎えしたい。

でないと精神が持たない!

…お父さんが調べまくって『ビーグルがいいんじゃないかな。長生きの子が多いみたいだよ!』となりました。あれこれ、本当によく話し合ったな〜

そして、ブリーダーやら保護犬の紹介サイトを見ていたら…キアちゃんがいたんです。これだ!この子だ!

猟犬なめたら…あかんのかも?

早速紹介文を読んでみましょう。

フムフム。キアちゃんはビーグルではありませんでした。でも犬種的には結構近いのかな。ビーグルも洋犬で猟犬ですしね。でも…『ウォーカーハウンドとブルーチッククーンハウンドのミックス…?』なんじゃそりゃ。

さらに。『今は14Kgでガリガリに痩せこけているけど、適正体重は20Kgくらい』…。だったらニッキと同じくらいだから、いざとなれば抱っこできるし、ちょうどいいサイズかな。

何より『若くて健康で、性格がいい。』素晴らしい!

さらには胴長短足のバセットから、不自由な短足とヘルニアになりやすい胴長を除去したような、自然で軽快なルックス。これなら健康寿命長いよね!もう即決でした。

一応、ネットでウォーカーハウンドをググって見たところ、『おお、外国の猟犬だね〜』。という感じ。アライグマやオポッサムなどを追いかけ、木の上に追い込んで飼い主に吠えて知らせるのが得意だとか。

ツリーイングクーンハウンド(ウォーカーハウンド)/ウィキペディアより
ブルーティッククーンハウンド/ウィキペディアより

頭が良く、ON/OFFの切り替えが上手くて、室内ではおとなしい。ただし猟欲が強いとのこと。

なるほど、これは確かに体力すごそうかも…。

とはいえ、ちえうさ家はバセットハウンド経験者。バセットだって同じ『ハウンド犬』ですからね。若い頃の体力だって経験してわかってるし、毎日のお散歩だって問題ない…と思っていました。

【豆知識】ネットで保護犬のお迎えを申し込む時は…

保護主さんの提示した譲渡条件、しっかりガッツリ読みましょう。

  • 保護主さんは、商売ではなくワンコの『本当の家族』を探すために活動しています。『かわいい、気に入った』だけでは譲渡してくれません。
  • 『自分の環境・状況が、その保護犬にとって必要な条件を満たしているか』をよくチェックしましょう。
  • 保護主さんからの条件に合わない場合は、潔く諦めた方がお互いのためだったりします。

トライアルについて

  • 『人間にとってのお試し期間』という認識はしないほうがいいです。
  • 先住犬(動物)との相性や、ワンコが環境適応できそうかどうかを見る期間であって、通販のクーリングオフみたいに考えていたらお互いイヤな思いをするかも。
  • 保護主さんによっては『迷うくらいだったら返してください』という割り切った方もいますが…ただでさえ傷ついている保護犬は極力振り回さないであげたいですよね。
  • 会ってみたらやっぱり違う…ってこともあるかも?とイマイチ自信のない場合は、トライアルの前に譲渡会などを利用して会いに行くほうが無難ですよ〜。

さて。保護主さんも、こちらの経歴や環境を聞いて、大方了解してくださいました。特に気にしていたのは『お留守番をせずに済むこと』だったようです。OK、それは大丈夫!

ただし、一個だけ条件が出ました。それは…?

本当にこんなの、要るんすか?

条件とは…玄関に逃走防止の柵を作ること。

『キアちゃんは140cmまでなら跳び越えられるので、高さはそれ以上。柵は縦方向にしてくださいね。横や格子状だと、脚をかけてよじ登ります』

なんだかレクター博士をお迎えするようなモノモノしい感じになってきました。(^◇^;)

しかしお父さん、キアに早く逢いたい一心で頑張りました。オーダーされてから半日で材料買ってきて作り終えましたよ。

聞けば、実猟犬という生き物は、獲物を見るとスイッチがはいり、もう待ったが効かないそうです。

ここら辺にアライグマやオポッサムはいませんが、猫やタヌキは出ます。…なるほどね。見かけたら飛び出しちゃうわけね。^^;

あとね、軽トラを見ると、飼い主の猟師さんかと思って追いかけて行ってしまうとか…、

山を見ると吸い込まれるように入っていってしまう子もいる、と聞きました。

キアちゃんは一体、どのレベルなんでしょう?

5日後、キアちゃんのトライアル開始!(^∇^)

連れてきてくださった預かりママさん、まだ若くてすごくいい方で、短い間でしたが楽しい時間を過ごしました。大きい車に、大きいワンちゃん数匹乗せてたなあ。パワフル〜。

初めて会った日のキアちゃん。あっという間にうちに馴染んでくれたんです。うれしかったなぁ〜!

とにかく明るくてキラキラしてて、人が大好き!大好きすぎて飛びついて顔を舐めまくる(^◇^;)

お家を無くして保護されたワンコといった陰は全く感じさせませんでした。これはかわいい〜❤️

その後のお話は、別記事にて。

目がキラキラ!これからよろしくね〜!

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