秋の猟犬たち

猟犬

待ちに待った秋

爽やかな秋が来て、毎朝のお散歩が快適ですね!

キアとぶっちは元猟犬。日本の狩猟シーズンは秋に解禁となるので、特にキアちゃんは秋が来るとワクワク、ソワソワが止まりません。

ぶっちくんは、実際に猟犬としての生活を経験していたのか、ちょっとわかりません。本能のままにニオイを追うことには非常に執着がありますが、獲物への執着となると…どうだろう。

少なくとも、キアちゃんといるときは、キアちゃんに追い立てられて『探させられてる』…という雰囲気かなぁと思います。ぶっち、どーも実猟経験があるように思えない…。本当のところは謎ですが。

タヌキかな?イタチかな?まさか、カモシカ?!

残念ながら逃したようです。

捜索続行だ!ぶっちくんが前線部隊です。

キア、鬼軍曹。ぶっちはキアちゃんに煽られると、お鼻が『ぴより』と鳴いてしまいます。なかなか可愛いです。

とうとう最終ポイントまで来ました。獲物は?

ダメかぁ〜!!!残念。

そんなとき、キアちゃんは持て余したエネルギーを…

秋は猟犬の季節だけど、現実は…

キアちゃんたちは楽しそうですが、猟犬たちの現実はシャレになりません。

毎年、狩猟シーズンの前後は、猟犬が続々と保護されます。ひどいケガをしている子、病気の子、痩せてガリガリの子、人の手とか棒に怯える子…。

キアちゃんやぶっちくんは、ケガや病気もなく、若く元気な状態で発見されて、幸運な方です。保護当時はガリガリに痩せてはいましたが。(今と違って^^;)

ちゃんと犬を可愛がり、大切に扱う猟師さんもいますが、発見される保護犬の数からいっても、状態からしても、かなり悪質なケースも多いように思います。

自分の閻魔大王は、自分自身なのだ!

猟犬だけではありません。今、政治の世界では、ペットの繁殖業を対象にした『数値規制』が、どのように決まるかの瀬戸際です。業界側が、コストを減らしてより利益をより上げるための『動物に厳しい』数値になるか、逆になるか。状況は厳しいようですが、一般の人たちが知らずに無関心でいることが一番状況を悪くしていたのかも…。

そりゃあ、ペットショップに行って、好みの可愛い子と会って、『え、そんなにお安いの?!』と喜ぶのはわかりますよ、このご時勢。でも、ペットって、ぶっちゃけ買うときよりその後でスゴイおカネがかかる。買うときに値段でで迷ってる時点で、やめておいた方が本当〜〜〜に身のためです。ちゃんと面倒見れなかったことで、後々自己評価を傷つけることになります。自分の閻魔大王は、自分自身なのだ!

1万だか2万だか値下げして買いやすくするために、親犬・親猫をさらなる地獄に落とすなんて、普通はイヤですよね?

一番問題なのは、実態を知らない『普通の人』なんだと思います。悪気があるわけではないけど、とにかく簡単に、騙されてしまう。『お留守番もできます』『お散歩もいりません』って言われて、本当に簡単だと思うのもNG。基本、簡単な犬猫なんかいないと思った方がいい。一度帰って、よーく調べないとね。

私は広告業界の片隅で生きてきて、その実態を見てきています。売り手って、実は消費者が言ってほしそうなことを言うんです。賢い消費者が増えれば、売り手も変わらざるを得ない。消費者が高い意識を持つことが一番いいんです。

『普通の人』たちがこういう実態を知りさえしたら、法律なんか変える必要もないと思う。

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キアぶっちのハンティング欲を見るたびに、あれこれ頭を巡ります。

猟犬とか、闘犬とか、ドッグレースとか、ペットショップ業界とか。

売り方、飼い方も色々問題だけど、そもそも繁殖の時点でもうおかしいって、どうなのよ。ひどい目にあう犬・猫・動物がいない…つまり、そんなことができる人がいない世の中が来て欲しい!切に!

秋は猟犬の季節。ぶっち、ガンバ〜

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